問題用紙

(2002)

文字・語彙
(100点 45分)

注  意

1.試験開始の合図があるまで、この問題用紙を
開けないでください。

2.この問題用紙を持ち帰ることはできません。

3.受験番号と名前を下の欄に、受験票と同じ
ようにはっきりと書いてください。

4.この問題用紙は、全部で9ページあります。

受験番号 Examinee Registration Number

名 前 Name


問題Ⅰ 次の文の下線をつけた言葉は、どのように読みますか。その読み方を、それぞれの1・2・3・4から-つ選びなさい。

問1 この企業では、既婚者は海外への赴任拒否できる。
       (1)      (2)       (3)  (4)

(1)企業           1 きぎょう   2 しぎょう   3 じぎょう   4 りぎょう
(2)既婚者  1 かいこんしゃ         2 がいこんしゃ
           
3 きこんしゃ          4 ぎこんしゃ
(3)赴任         1 とじん     2 とにん     3 ふじん     4 ふにん
(4)拒否         1 きょひ     2 きょうひ   3 きょふ     4 きょうふ

問2 欠陥品を販売していたメーカーに対し、厳しい措置がとられた。
    (1)                      (2) (3)

(1)欠陥           1 けってん  2 けっそん  3 けっきん   4 けっかん
(2)厳しい    1 いちじるしい         2 はなはだしい
           
3 きびしい           4 はげしい
(3)措置          1 しょうち  2 しょち   3 そうち    4 そち

問3 の上の別荘からは、海峡に沈む夕日を眺めることができる。
    (1)    (2)       (3)       (4)

(1)丘         1 おか     2 さか    3 みね     4 みさき
(2)別荘           1 ベっそ   2 ベっそう  3 ベっしょ   4 ベっしょう
(3)海峡           1 かいこう  2 かいそう  3 かいきょう  4 かいしょう
(4)眺める   1 あがめる  2 ながめる  3 のぞめる   4 もとめる

問4 学校は、老人介護施設での奉仕i舌動を奨励している。
            (1) (2)   (3)     (4)

(1)介護  1 ほご         2 ほじょ      3 かいご         4 かいじょ
(2)施設        1 せしつ      2 せっし      3 しせつ         4  しっせつ
(3)奉仕        1 ほうし       2 ほうじ      3 ぼうし          4 ぼうじ
(4)奨勒        1 げきれい   2 しょうれい  3 すいしょう     4 たいしょう

間題Ⅱ 次の文の下線をつけた言葉は、ひらがなでとう書きますか。同じひらがなで書く言葉を、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)住民からごみ問題についての要請が出された。
1 用途    2 養成    3 様相    4 容易

(2)政府が新しい政策を発表した。
   1 性格    2 清掃          3 製作    4 制裁

(3)福祉の充実が望まれる。
1 複写    2 副詞    3 復習    4 服装

(4)人権は法律で保障されている。
 1 放射    2 膨張     3 報酬    4 補償

(5)その話を断ったのは賢明だった。
    1 巧妙    2 姓名    3 同盟    4 懸命

 

間題Ⅲ 次の文の下線をつけた言薫は、とのような漢字を音きますか。その漠字を、それぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

問1 このせんいまさつに強く、登山やをたんけんでの使用にもたえる
       (1)   (2)             (3)           (4)

(1)せんい              1 繊衣     2 繊維    3 織衣    4 織維
(2)まさつ               1 摩刷     2 摩擦    3 麿刷    4 磨擦
(3)たんけん         1 深倹     2 深検    3 探倹    4 探検
(4)たえる               1 克える    2 忍える   3 耐える   4 得える

間2 ようちえんの花壇にが出たので、子どもたちがむじゃきかんせいをあげている。 (1)        (2)                 (3)     (4)

(1)ようちえん          1 幼椎園    2 幼稚園   3 擁椎園    4 擁椎園
(2)め                 1 目       2 茎      3 芽       4 眼
(3)むじゃき          1 無邪気    2 無蛇気   3 無砂気    4 無駄気
(4)かんせい              1 感声      2 嘆声    3 関声      4 歓声

問3 このさんがく地帯では、川をへだてて二つの民族がふんそうを起こしてし-る。
       (1)            (2)            (3)

(1)さんがく       1 山谷      2 山岳     3 山岡     4 山脈
(2)へだてて           1 壁てて     2 癖てて    3 隔てて   4 融てて
(3)ふんそう      1 分争      2 扮争      3 粉争    4 紛争

間4 しゅうかくを増やそうとしてひりょうらんようしたためだろうか、こんちゅうが減ってし
(1)             (2)    (3)               (4)

まった。
(1)しゅうかく           1 収獲    2 収穫    3 集獲    4 集穫
(2)ひりょう        1 肥料    2 脂料    3 資料    4 費料
(3)らんよう       1 監用    2 監要    3 濫用    4 濫要
(4)こんちゅう     1 昆虫    2 混虫    3 紺虫    4 紺虫

問題Ⅳ 次の文の下線をつけた言葉の二重線(   )の部分は、どのような漢字を書ききますか。同じ漢字を使うものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(例)政府のやり方にこうぎしてデモを行った。
 1 親にはこうこうしなくてはいけない。
 2 あの人はこうげき的だ。
 3 運転免許証をこうふしてもらった。
 4 この子は最近親にはんこうするようになった。

 例の文の下線の言葉は「抗議」と書きます。1から4の言葉はそれぞれ、1は「孝行」、2は「攻撃」、3は「交付」、4は「反抗」と書きます。例の文の「抗議」の「抗」と、4の「反抗」の「抗」は同じ漢字ですから、答えは4です。

(解答用紙)(例) (1) (2) (3) ●

(1)私の会社は日本の会社とていけいしている。
  宿題はあしたていしゅつしてください。
2 間違ったら、線を引いてていせいしてください。
3 必要ならば、ほうていで争ってもいい。
4 彼はとても話し方がていねいだ。

(2)自転車を盗むと、けいばつの対象になる。
1 彼の投書が新聞にけいさいされた。
2 兄は優秀なけいじだ。
3 電話番号を教えるなんてけいそつだった。
4 きょうけい時間は15分だ。

(3)この映画はばんにん向けだ。
1 その小説家は、ばんねんに傑作を書いた。
2 風が強い日に店のかんばんが落ちてきた。
3 私は今日一日るすばんをしていた。
4 彼はスポーツばんのうだ。

(4)子どもは新しい環境へのてきおうが早い。
1 便利でかいてきな生活をしている。
2 窓にすいてきがついている。
3 日本語の間違いをしてきされた。
4 その州の広さは、日本の面積にひってきする。

(5)この会社は経営ふしんだ。
1 最終しんさに合格すれば卒業できる。
2 しんし洋品の売り場は何階ですか。
3 この家は大きな車が通るたびに、しんどうする。
4 ガラスでできているので、しんちょうに運んでください。

間題Ⅴ 次の文の   の部分に入れるのに最も適当なものを、1・2・3・4から一つ   選びなさい。

(1)ひげを   のが、今年の若い男性の流行だ。
1 生やす         2 ほどこす        3 丸める          4 もうける

(2)   的な立場から見ると、そのことばづかいは正しいとは言えない。
1 規格            2 規準            3 規定            4 規範

(3)この薬は使い方を   と危険だから、注意が必要だ。
1 あやまる       2 ことなる        3 まぎれる       4 くいちがう

(4)日本では   の大きな靴をさがすのに苦労する。
1 構え            2 サイズ          3 体格            4 様式

(5)最近セールスの電話が   にかかってくる。
1 活発            2 自在            3 頻繁            4 不調

(6)先生が我々の運動を支授してくださるとは   
1 きまりわるい  2 こころづよい   3 こころよい           4 たやすい

(7)   の少年犯罪には、共通した社会背景があるのだろうか。
1 一括            2 一帯            3 一同            4 一連

(8)あの人もあんなにわがままばかり言っていたら、周囲から   してしまうだろう。
1 孤独            2 孤立            3 独立            4 自立

(9)指の先に少しけがをしただけなのに、ずいぶん   に包帯をしている。
1 大げさ          2 大まか          3 長々            4 緩やか

10)都会の   に負けずにしっかり勉強しようと決心して、田舎を出た。
1 勧誘            2 作用            3 保養            4 誘惑

11)負けるとはわかっているが、   彼と戦う。
1 あえて          2 以って          3 まして           4 努めて

12)この薬には、病気の進行を   する効呆がある。
1 圧迫            2 迫害            3 抑制            4 抑圧

13)この国では、18歳末満で結婚する場合、親の   が必要だ。
1 合致            2 協調            3 同調            4 同意

14)この曲を問くと、子どものころの思い出が   
1 こぼれる       2 さかのぼる     3 よみがえる    4 かえりみる

15) 三日も徹夜が続くと、さすがに   する。
1 ふらふら       2 ぶらぶら        3 ぺらペら        4 ベらべら

問題Ⅵ 次の(1)から(5)の    の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4から一つ選びない。

(1) いきる……目立たない色でも、うまく使えばいきてくる。
1 うちの犬は20歳までいきた
2 今もこの町では、昔からの伝統がいきている。
3 こういう仕事をさせると、田中さんの能力がいきる
4 わたしは、まだ画家としてはいきていけないので、工場でも働いている。

(2)あさい……まだ経験が浅いが、将来は熟練した職人になりたい。
1 こんなにあさい川でもおぼれる人がいる。
2 この町に来て日があさいため、よくわからないことがたくさんある。
3 年をとると眠りがあさくなり、すぐ目がさめる。
4 オートバイで走っていて転んだが、さいわい傷はあさくてすんだ。

(3)むく……この写真はおもしろいが、週刊誌の表紙にはむかない
1 北をむいたときの右手のほうが東だ。
2 気がむいたらいつでも遊びに来てください。
3 全体の流れが少しはいい方向にむいてきたと思う。
4 あの人は愛想がいいからサービス業にむいている。

(4)とし……としがあけたら、一度叔父さんのところに遊びに行こう。
1 来年はどんなとしになるだろうか。
2 このごろつくづくとしを感じる。
3 いいとしを馬鹿なまねをするのはやめてほしい。
4 姉とはとしが離れているので、きょうだいというより親子のようだ。

(5)さき……妹の結婚もそうさきの話ではない。
1 できる問題からさきにやる。
2 その件はさきの会議で決定した。
3 この仕事はさきが見えなくて不安だ。
4 わたしの車はこのさきの駐車場にとめてある。

問題Ⅶ 次の(1)から(5)の言葉の使い方として最も適当なものを、それぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)どうやら
1 このぶんではどうやらあすも雨らしい。
2 彼の考えがどうやらよくわからない。
3 心配しなくても、どうやらなるだおる。
4 どうやらしてお手伝いしたいと思っている。

(2)おろか
1 基本はおろか応用も大事だ。
2 わからない単語は、辞書を調べるもおろか質問しなさい。
3 腰をいためて、歩くことはおろか立つことも難しい。
4 祖父は80歳を過ぎているが、一年中水泳はおろか冬はスキーだ。

(3)不満
1 うちの子供は、親に不満ばかりしている。
2 店員の態度に不満して、何も買わずに店を出た。
3 そのときの佐藤さんの表情はいかにも不満だった。
4 今度の人事異動には不満がある。あまりに不公平だ。

(4)中毒
1 彼はお酒に中毒だ。
2 ガス中毒で入院した。
3 公園の彫刻が雨の中毒で溶けてきた。
4 うちの子は、勉強に中毒して熱を出してしまった。

(5)一見
1 彼が普通の人でないことは一見だ。
2 オフィスに人がいるかどうか一見してください。
3 一見、あの人は日本人だとわかる。
4 彼女は一見おとなしそうだが、実はそうでもない。


問題用紙

(2002)

1級
聴  解
(100点 45分)

                注  意
1.試験開始の合図があるまで、この問題用紙を開けない でください。
2. この問題用紙を持ち帰ることはできません。
3.受験番号と名前を下の欄に、受験票と同じようにはっきりと書いてください。
4. この問題用紙は、全部で12ページあります。
5.問題Ⅰと問題Ⅱでは解答のしかたが違います。例をよく見て注意してください。
6.テープを聞きながら、この問題用紙にメモをとってもかまいません。

受験番号 Examinee Registrati()n Number

名 前 Name











問題() 絵などはありません。

 

このページはメモに使ってもいいです。

 


 

問題用紙

 

(2002)

1級

読解・文法

(200点 90分)

注  意

1. 試験開始の合図があるまで、この問題用紙を開けないでください。

2. この問題用紙を持ち帰ることはできません。

3.受験番号と名前を下の欄に、受験票と同じようにはっきりと書いてください。

4. この問題用紙は、全部で22ページあります。

受験番号 Examinee Registration Number

名 前 Name


問題(1) 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

世間では、いま、表現教育ということが盛んに叫ばれている。子侠たちに、どうにかして、「豊かな表現力」「誰とでも話せるコミュニケーション能力」を身につけさせようと、親も教師も躍起(やっき)になっている。子供の方から見れば、表現を強要(きょうよう)されているとさえ言える状況だ。
 (注1)                                                                                   ①

だがどうも、教える側も、子供たちの方も、「表現」ということを無前提に考えすぎていないか?

いや、いったい、何をそんなに伝えたいというのか?

私はここ数年、演劇のワークショップ(体験型の演劇教室)を、年間で百コマ以上、全国で繰り返して開催してきた。教育の門外漢(もんがいかん)に、このような依頼が殺到(さっとう)するのも、表現教育
              
           (注2)             (注3)
隆盛(りゅうせい)
の一つの現れであろうか。
(注4)

ただ、私が、そういった場で子供たちに感じ取ってもらいたいことは、表現の技術よりも、「他者(たしゃ)と出会うことの難しさ」だった。どうすればコミュニケーション能力が高まるかではな

く、自分の言葉は他者に通じないという痛切な経験を、まず第一にしてもらいたいと考えてきた。

高校演劇の指導などで全国を回っているといつも感じるのは、生徒創作の作品のそのいずれもが、自分の主張が他者に「伝わる」ということを前提として書かれている点だ。

私は、創作を志す若い世代に、演劇を(つく)るということは、ラブレターを書くようなものだ
                     ③              (注5)
説明する。「(おれ)は、おまえのことがこんなに好きなのに、おまえはどうして俺のことが分かっ            
てくれないんだ」という地点から、私たちの表現は出発する。分かり合えるのなら、ラブレターなんて書く必要はないではないか。

日本はもともと、流動性(りゅうどうせい)の低い社会のなかで、「分かり合う文化」を形成してきた。誰もが知り合いで、同じような価値観を持っているのならば、お互いがお互いの気持ちを察知(さっち)して、小さな共同体がうまくやっていくための言菓が発達するのは当然のことだ。それは目本文化の特徴であり、それ自体は、卑下(ひげ)すべきことではない。
                        
(注6)

明治以降の近代化の過程も、価値観を多様化するというよりは、大きな国家目標に従って、価値観を一つにまとめる方向が垂視され、教育も社会制度も、そのようにプログラミン
                                         ④        (注7)
グされてきた。均質化した社会は、短期間での近代化には好条件だ。日本は明治の近代化と、戦後復興というこつの奇跡(きせき)を成し遂げた。
                 (注8)

しかし、私たちはすでに大きな国家目標を失い、個人はそれぞれの価値観で生き方を決走しなければならない時代に突入(とつにゅう)している。このような社会では、価値観を一つに統一することよりも、異なる価値観を、異なったままにしながら、その価値観を()り合わせ、いかにう
                      
                    (注9)
まく共同体を運営していくかが垂要な課題となってくる。

いま、あらゆる局面で、コミュニケーション能力が重視されるのは、ここに原因がある
                   
 ⑤
「分かり合う文化」から、「説明し合う文化」への転換を図ろうということだろう。 

だが、ここに一つの落とし穴がある。

表現とは、単なる技術のことではない。闇雲(やみくも)にスピーチの練習を繰り返しても、自己表現
                         (注10
がうまくなるわけではない。

自己と他者とが決定的に異なっている。人は一人ひとり、異なる価値観を持ち、異なる生活習慣を持ち、異をる言葉を話しているということを、痛みを伴う形で記憶している者だけが、本当の表現の領城に踏み込めるのだ。

     (平田オリザ「緩やかなきずな⑨」2001年6月27日付毎日新聞朝刊による)

(注1)躍起(やっき)になる:一生懸命になる
(注2)門外(もんがい)(ばく):専門家ではない者
(注3)殺到(さっとう)する:押し寄せる
(注4)隆盛(りゅうせい):盛んになること
(注5)ラブレター:自分の恋する気持ちを伝える手紙
(注6)卑下(ひげ)する:自分のことを劣っているとか恥ずかしいと思う
(注7)プログラミングする:ここでは、国が計画し、実行すること
(注8)奇跡(きせき):あり得ないほどの不思議な出釆事
(注9)価値観を()り合わせる:多様な価値観の中で合うところを見つけ調整する
(注10)(やみ)(くも)に:むやみに

問1 ①「状況」とあるが、筆者は今どんな状況だと言っているか。
1 親や教師が子供に無理に表現させようとはしない状況
2 親や教師が子供に相互理解の重要性を教えようとしている状況
3 親や教師が子供にとにかく何かを表現させようとしている状況
4 親や教師が子供に表現することの難しさを教えようとしている状況

問2 ②「他者(たしゃ)と出会うことの難しさ」とあるが、何を指しているか。
1 表現の技術を高めることの難しさ
2 言葉の通じない国で交流する難しさ
3 本当の心の友と出会うことの難しさ
4 言いたいことを相手に伝える難しさ

問3 ③「演劇を(つく)るということは、ラブレターを書くようなものだ」とあるが、どのような意味か。
1 お互いに分かり合えることを前提にして、演劇を創り上げるべきだ。
2 相手に自分の主張が通じないことを前掟に、演劇を創り上げるべきだ。
3 恋人に自分の愛情を表現するのと同じ気持ちで、演劇を創り上げるべきだ。
4 相手に気持ちを伝える技術を磨くことを目的に、演劇を創り上げるべきだ。

問4 ④「そのように」とあるが、どのような意味か。
1 個人が生き方を選択できるように
2 誰もが同じような表現能力を持てるように
3 存在する異なった価値観が共存するように
4 国家の目標に合う価値観にまとまるように

問5 ⑤「コミュニケーション能力が重視されるのは、ここに原因がある」とあるが、その原因とは何か。

1 私たちの心の中には、自分の主張が他者に伝わることはないと考えてしまう傾向があるから

2 異なった価値観がぶつかり合う時、どちらの価値観が優れているか、明確に示さな
 ければならないから

3 現在は、個人がそれぞれ生き方を決走する必要があり、異なる価値観をうまく共存させることが必要だから

4 現在は、国家的な目標がなくなり、共同体としてまとまりを保つために、表現技術に優れた指導者が必要だから

問6 現在の日本の社会について、筆者が述べていることと合っているものはどれか。
1 「分かり合う文化」から「説明し合う文化」へと向かう途上にある。
2 「分かり合う文化」と「説明し合う文化」がうまく共存し始めている。
3 すでに「分かり合う文化」から「説明し合う文化」への転換を成し遂げたと言える。
4 「分かり合う文化」は今も日本文化の特徴で、人々の価値観は基本的に同じであ る。

問7 筆者は、自己表現がうまくなるには、どんなことが条件になると言っているか。
1 相手に自分の言菓が伝わらなかったというつらい経験を持つこと
2 自分の主張が相手に伝わるようにスピーチの練習を何回もすること
3 外国で暮らしたり、外国語を勉強したりした経験を持っていること
4 自分と相手の気持ちがお互いに分かり合えた経験をたくさん持つこと


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このページには間題が印刷されていません。


間題Ⅱ 次の(1)から(3)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)読書とは、本を買うことである。買ってしまえばこっちのもの、いつか必ずページを開く。
  

買って積んでおくだけの、(ぞく)にいう「ツン読」も読書のうちなのである。
              注1

この場合の「買う」とは、書店で手にして、ちらとでもこころが勤いたら、即座にその場で買ってしまうことを指す。

もうちょっと考えて、とか、明日でもいいや、とか、帰りに駅前のあの店で買えばいいか、なんぞと考えた瞬間、その本との縁は切れたと知るべし。(中略)
(注2)

その場で即座に買えないのは、一つには失敗を恐れるからだろう。せっかく買っても、読んでみてつまらなかったらどうしよう、と考えてしまう。しかし、失敗も読書のうち。読んで、つ
                                            
    
まらない、と感じるのは読んだからなのである。「つまらない」と思っても、それを「失敗」と考えてはいけない。「つまらない」と判断できたことをむしろ誇るべきなのである。つまらない本をつまらないと感じられる人は、面白い本を面白いと感じられる人。失敗を心配するよりも、本質的につまらなく、くだらない本を、面白いと感じているかも知れないことのほうを心配すべきなのだ。

 せっかく買ったんだからと、つまらないのを我慢して読みつづける必要はない。自分の判断を信じて、すぐに放り出せばいい。

 もちろん、数多い本の中には、すぐには面白さの伝わりにくいものもある。はじめはとっつ
                                                                      
(注3)
きにくくても、読み進んでゆくにつれて面白さがにじみ出てくる本がある。いったんは(ほう)り出したのに、何かのひょうしにもう一度手にしたとき、実に面白く読める、そういう(たぐい)の本もた
      (注4)                                 ③
くさんある。

何度も読んで、そのたびに新しい面白さを発見する本もある。たとえば(そう)(せき)の『吾輩(わがはい)は猫
                                             (注5)
である』は、小学校三年生のとき以来、何度手にしたことか。二十歳にはそのときの、還暦には還暦の楽しみ方がある。

(轡田隆史『「考える力」をつける本』による)

(注1)(ぞく)にいう :一般的に言うように
(注2)~なんぞと:~などと
(注3)とっつきにくい:親しみにくい
(注4)何かのひょうしに:偶然に
(注5)(そう)(せき)夏目(なつめ)漱石、19世紀から20世紀はじめにかけて活躍した小説家

問1 筆者が①「読書とは、本を買うことである」でいう「買うこと」とはどのようなことか。
1 時間をかけて、よく考えてから買うこと
2 少しでも興味を持ったら、すぐに買うこと
3 書店で手にとって失敗しないように買うこと
4 よく知っている店で、店員に相談して買うこと

問2 ②「失敗も読書のうち」とあるが、なぜか。
1 いろいろな本を読むことで、本の価値が判断できるようになるから
2 本を買って失敗したと思っても、買ってしまった本は最後まで読むから
3 失敗だと分かっていても、読書することによって知識の量がふえるから
4 いろいろな本を読むことで、くだらない本でも面白く感じるようになるから

問3  ③「そういう(たぐい)の本」とはどんな本か。
1 面白さを発見するために読む本
2 何度読んでも、面白さを発見する本
3 第一印象とはちがう面白さを持つ本
4 面白くなくても読み続けなければならない本

問4 この文章のまとめとして最も適当なものはどれか。
1 つまらない本を読み続けても、面白くなるとはかぎらない。
2 買った本を何度も読めば、その価値が分かるようになるはずだ。
3 読書の面白さを知るためには、まず本を買って身近に置くことだ。
4 本の面白さは年齢によって変わるので、小学生からの読書が大切だ。

(2)大学の講義やゼミナールの場を通し、(おり)にふれ、私は学生諸君に向かって、「せっか
             (注1)        (注2)
く大学に入ったのだから、ひとつでも多く知的感動を味わい、学問を楽しんでほしい」と語りかけている。

しかし、現状を見ていると――もとより私の力不足もあろうが――残念ながら、こうしたメ
                          
(注3)                         ①
ッセージが若い諸君の心に十分、伝わっているとはいい(がた)い。彼らのほとんどにとって楽しみの対象といえば、サークル活動やスポーツ、音楽、映画、漫画、あるいはさまざまなレジャーであり、それらはいずれも学問とは距離を置いたところにあるからである。

      私が日々接している学生諸君についていえば、彼らの多くは決して学業(がくぎょう)をおろそかにしているわけではない。彼らはそれなりに勉強し、高い学力をもっていることは間違いない。

こう書くといささか矛盾めくように聞こえるかもしれないが、大方の学生にとっては学間を
        (注4)
楽しむ心の余裕をもつ以前に、まずは目先(めさき)の目標を順にかたづけなければならないという“強迫(きょうはく)観念”が先行するのであろう。具体的にいえば、単位の取得(しゅとく)、進学、就職など実利(じつり)的な目標の達成が、焦眉(しょうび)の急なのである。それはそれで仕方ないのであろうが、こせこせせ
           (注5)          ③                      (注6)
ず、もう少し精神の豊かさをもって学間を見つめ直し、大学生活を送ってもらいたいと、つい注文をつけたくなる。

(小山慶太『知的熟年ライフの作り方』による)

(注1)ゼミナール:ゼミ
(注2)(おり)にふれ:時々
(注3)もとより:もちろん
(注4)いささか矛盾めくように:多少矛盾しているように
(注5)焦眉(しょうび)(きゅう):急いでしなければならないこと
(注6)こせこせする:小さいことにこだわる

問1 ①「こうしたメッセージ」とあるが、どんなメッセージか。
1 大学に入ったのだから、学問上のおもしろさを知ってほしい。
2 大学に入ったのだから、学問とは別の楽しみも見つけてほしい。
3 大学での学業をおろそかにしないで、高い学力を身につけてほしい。
4 大学卒業のために必要な単位をとり、自分の希望をかなえてほしい。

問2   ②  の中に入るものはどれか。
1 それゆえ  2 だからこそ  3 それどころか  4 かといって

問3 ③「それはそれで仕方ない」とあるが、何が仕方がないのか。
1 学生に伝えたい自分の思いが十分伝わらないこと
2 サークル活勤やスポーツを楽しみの対象とすること
3 目先(めさき)の目標をかたづけなければならないとあせること
4 一つでも多く、知的感勤を味わい、学問を楽しもうと思うこと

問4 筆者によれば、現在のほとんどの学生の目標は何か。
1 精神の豊かさをもって学間を見つめなおすこと
2 いい成績を取って、進学あるいは就職を果たすこと
3 サークル活動やスポーツなどにより学閉と距離を置くこと
4 自分のメッセージを、他の人に十分伝わるようにすること

(3)世界の諸民族のあいさつを調べてみると、(中略)握手に代表されるような相互的な あいさつはきわめてめずらしいことがよくわかる。それはたいていの社会で、身分や地位や役割がはっきり定まっているからにほかならない。また、毎日の軽いあいさつがおこなわれる社会が少ないというのは、それらの社会では人びとはもっぱら家族や親族や部族など所属する社会集団の成員(せいいん)として生きていて、個人としての役割があまりみとめられていない
           (注1)
ことと関係している。そうした集団内では、物のやりとりなどの際にも、ふつうあいさつはいらないのである。たとえばインドでは家族や友人のあいだではふつう感謝の表現はおこなわれない。かえってタブー()されるのだが、家庭の食卓で塩を手渡してもらっても「ありが
              
(注2)
とう」という欧米流は、家族が一体になって暮らす社会では、むしろ“他人行儀(たにんぎょうぎ)なことなの
                                                         
(注3)
だろう。

日本人もいつのまにか家庭のなかで「ありがとう」をくりかえすようになった。しかも、それは文句なしによい習慣とかんがえられているようだ。それは家族が身を寄せあうようにして生きていた暮らしがすっかり過去のものになり、人間関係が様変(さまが)わりしたことを如実(にょじつ)に物語
                                                
(注4)        (注5)
っている。

(野村雅一『身ぶりとしぐさの人類学』による)


(注1)成員(せいいん):団体などを構成するメンバー
(注2)タブー()する:人前で話したり、したりしてはいけないことだと考える
(注3)他人行儀(たにんぎょうぎ):(家族や親しい八に対して)他人に対するように冷たく振る舞うようす
(注4)様変(さまが)わりする:ようすがすっかり変わる
(注5)如実(にょじつ)に:明らかに

問1 「相互的なあいさつはきわめてめずらしい」とあるが、なぜか。
1 多くの社会では、人々の身分や役割がきまっているから
2 身分や地位に開係なく、握手が代表的なあいさつだから
3 毎日の軽いあいさつがおこなわれるのが、あたりまえだから
4 世界の諸民族では、身分や役割がまだはっきり定まっていないから

問2 インドについての説明として正しいものはどれか。
1 個人としての役割がみとめられているので、ふつう家族に「ありがとう」と言わない。
2 家庭の食卓で塩を手渡してもらって感謝の表現を使わないことは、タブー視される。
3 家族や親族(しんぞく)などの社会集団の成員(せいいん)同士の間では、感謝の表現がよく使われる。
4 家族が一体となって暮らす社会なので、あまり「ありがとう」と言わない。

問3 日本についての説明として正しいものはどれか。

1 「ありがとう」がよい習慣と考えられるのは、人間開係がかわって個人としての役割 があまりみとめられていないからである。

2 かつては家庭の中で感謝の表現はあまり使われなかったが、最近はよい習慣と考えられて頻繁に使われる。

3 昔から家庭の中では感謝の言葉がよく使われていたが、最近は文句なしのよい習慣として定着している。

4 家庭の中で感謝の言菓がよく使われるのは、家族が身を寄せ合うようにして暮らしているからである。

間題Ⅲ 次の(1)から(4)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)以前のことですが、地元の図書館の返却ポストに誤って郵便物を“投函(とうかん)”してしまいまし
                         (注1)               (注2)
た。この返却ポストの色は「グレー」でした。最近の新しい郵便ポストは「グレー」のものが増えてきましたが、それで「グレー」に“反応”してしまったのです。本物のポストは、そこから2mも離れていないところに赤い色をしてありました。事の重大さに気づき、あわてて図書館の職員に電話でそのことを伝え、(こと)()きを()ました。
          ①         (注3)
 光は人の目に入り、脳がその刺激を受けることから、人は色を見て、過去の記憶が呼び
                                  ②
起こされたり、あるものごとを連想することがあります。そういったことから、色は直接視覚を反応させるシンボルとして大きな効果をもっています。

(鈴木千恵子『色のと.り.せ.つ』による)

(注1)返却ポスト:図書館で借りた本などを返すための箱
(注2)投函(とうかん):郵便物をポストに入れること
(注3)(こと)()きを()る:大きな間題にならないで済む

問1 ①「そのこと」とあるが、そのこととは何か。
1 郵便ポストに手紙を入れたこと
2 郵便ポストに図書館の本を入れたこと
3 図書館の返却ポストに本を入れたこと
4 図書館の返却ポストに手紙を入れたこと

問2 ②「人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります」とあるが、筆者の場合、どんな色を見て、何を連想したのか。
1 赤色を見て、郵便ポストを連想した。
2 グレーを見て、郵便ポストを連想した。
3 赤色を見て、図書館の返却ポストを連想した。
4 グレーを見て、図書館の返却ポストを連想した。

(2)快楽(かいらく)を定義すると、「何の役に立つわけでもないが、自分にとって楽しいこと、ラクなこと、気持ちのよいこと」ということになります。「(    )」というのがポイントです。大人になるにしたがって、私たちは「何かのために言動(げんどう)せよ」と要求されることが圧倒的に多くなってきます。受験のために勉強する、健康のためによりよい食事を()る、収入を得るために働く、明日のために早く寝る、知識を得るために本を読む…etc.それはそれでとても大切なこと
                                          
(注2)
ですが、いつもいつも「…のため」と目的意識をもって生活するのは、とてもしんどく疲れる
                                     
                  (注3)
ことです。

(伊藤絵美「自分なりの快楽」『エーゼスト』Z会2001年1月号による)

(注1)ラクな:楽な
(注2)…etc:…等
(注3)しんどく:めんどうで

【問い】( ① )に入るのに最も適切なものはどれか。

テキスト ボックス: 人の家に食事に招かれた時、料理の準備や後(あと)片(かた)づけでちょっとした仕事を割(わ)り振(ふ)ってもら
               (注1)
えると気が楽だ。
 でも、手伝いを頼む側からすると、他人への指示は意外と面倒くさい。こういう時に絶妙(ぜつみょう)なさい配(くば)を振(ふ)るえ
                          (注2)
る人っていいな、と思う。
最初は「漬物(つけもの)の袋を開けて」なんて簡単なことから始め、自然に仕事を分担させていくと、やがて勝手(かって)がわかっ
                                     (注3)
た客が料理を作り始めたりする。
(中略)
いつも無意識に動いている作業を、言葉にして人に手渡すことは難しい。一人で家事を抱え込んでしまうと、こうした「指揮能力」は発達しにくい。独自に技を極(きわ)める職人型家事もいいけど、全体を見渡して人も動かせる管理職型家事も、これからは必要みたい。
1 ラクである
2 気持ちがよい
3 自分にとって楽しい
4 何の役にも立たない

                       
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(百瀬いずみ『ネオ家事入門 人を上手に使う』2000年5月4日付朝日新聞朝刊による)

(注1)()()る:割り当てる
(注2)絶妙(ぜつみょう)なさい(くば)()るう:大変上手に指図をする
(注3)勝手(かって)がわかる:やり方や様子がわかる

【問い】 筆者は家事についてどのように考えているか。
1 家事を他人に手伝ってもらうときは、いつも簡単なことを頼むのがいい。
2 一人で家事をするときは、全体を見渡して少しずつ進めていくと楽である。
3 他人にうまく指示を与えて仕事をするのも必要な家事能力のひとつである。
4 職人型家事をする人は指揮能力が高いので、多くの客を家に招いたとき役立 つ。

(4)次の文章は、4年制大学を卒業した男性と女性の就業意識が、就職前と就職後半年で、どのように変わったかを調査した結果について述べたものである。

入社半年の新入社員約2200人に「就職活勤中はいつまで働きたいと思っていたか」
                         (注1)
「現時点ではいつまで働きたいと思うか」と質問した。4大卒の男性は「定年派」の割合が44.2%から26.7%へ減少。逆に「転職派」は28.8%から50.9%に跳ね上がった。

この傾向は女性ではさらに顕著(けんちょ)だった。4大辛の女性で「定年派」は19.7%から7.5%と
                  (注2)
半分以下に。逆に「転職派」は16.6%から38.8%と倍以上になった。

(2001年5月14口付毎日新聞朝刊による)

(注1)就職活動:仕事を見つけるために会社訪問などをすること
(注2)顕著:特に目立つこと

【問い】 上の説明文とあっているグラフはどれか。


間題Ⅳ 次の文の    にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1)出席欠席の    、同封した葉書にてお返事くださるようおねがいいたします。
1 そばから   2 ないまでも    3 次執こしては 4 いかんによらず

(2)私は、彼の失礼    態度に我慢ならなかった。
1 きわまった  2 きわまりない  3 きわめた    4 きわめない

(3)田中さんは、この1週間と    、仕事どころではないようだ。
1 いうもの    2 いっては     3 いえず     4 いうのに

(4)この町に大きな自動車工場ができるので、来年には労働人口が大幅に変化    と思われる。
   1 される     2 させる      3 する       4  した

(5)私の料理を一口    なり、父は変な顔をして席をたってしまった。
 1 食べたら   2 食べて      3 食べる     4 食べよう

(6)会社をやめたいというあなたの気持ちは、わからない    が、無断で仕事を休むの はよくないと思う。
    1 とばかりだ  2 にかたくない  3 にいたる    4 でもない

(7)周囲の反対    、兄はいつも自分の意志を通してきた。
 1 であれ                 2 をものともせず
 3 にもまして               4 しないまでも

(8)それを    最後、君たち二人の友情は完全にこわれてしまうよ。
 1 言ったが   2 言うのに     3 言っても    4 言うものの

(9)猫の子一匹    、ここを通らせないぞ。
 1 ばかりか   2 たりとも      3 ときたら    4 をよそに

(10)彼は、お金のため    、どんな仕事でも引き受ける。
 1 は問わず   2 をもとに      3 とあれば   4 にとっては

(11)だれが何と    と、謝る気は全くない。
1 言おう     2 言う       3 言った       4 言われる

(12)山川さんは、この間彼自身が入院した時の話をして、「ぼくは手術の前には水が飲め なくて、それはつらい思い    。」と言った。
    1 をさせる    2 をされた    3 をした     4 をする

(13)彼は、ことばづかい    、とてもやさしい人間だ。
1 より良くて  2 ほど良いが   3 まで悪くて  4 こそ悪いが

(14)母はどんなに    、決してぐちを言わなかった。
1 辛くて    2 辛いのに     3 辛そうで   4 辛くとも

(15)あのとき彼女がそう    、僕はどんなことをしてでも助けただろうに。
1 言うとは   2 言ったなら  3 言っては   4 言うと

(16)この絵は、昔父が借金    手に入れたものです。
1 までして   2 からして    3 してさえ     4 してこそ

(17)しっかりかぎをかけないと、泥棒に    から注意してください。
1 人れることはない          2 入るとはかぎらない
3 入られないともかぎらない     4 入らせなくもない

(18)休み中、    眠り、    眠りの連続で、すっかり太ってしまった。
1 食べては/食べては        2 食べても/食べても
3 食べるのが/食べるのが     4 食べるなら/食べるなら

(19)この程度の実力ならば、彼は    たりない。
1 恐れるにも   2 恐れるに    3 恐れ       4 恐れて

(20)この大学は七つの学部    いて、学生数は日本一である。
1 が分けて    2 を分けて    3 と分かれて  4 に分かれて

問題Ⅴ 次の文の    にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1)株の取引も、大金持ちの彼女にとっては単なる遊びと    
1 いえばこそだ                           2 いってこそだ
3 いったところだ                         4 いわんところだ

(2)母校のチームが去年の優勝校を破ったからといって、それほど驚くには    
1 あたらない  2 もとづかない  3 そういない  4 たえない

(3)この映画は評判が高く、見る者を感動させずには    だろう。
1 ならない   2 いけない     3 しない     4 おかない

(4)あなたがたまたま確認してくれたからよかったものの、もう少しで原稿の締め切りに間に合わなくなる    
     1 ところだろう                           2 ところだった
     3 ところではない                       4 ところではなかった

(5)道路拡張の工事のために、この周辺の人々は引っ越しを    
1 余儀なくされた                         2 余儀なくさせた
3 余儀なくしてもらった                  4 余儀なくなった

(6)新しく住宅開発を進めるなら、この地域    ほかにはない。
1 はおろか    2 ときたら    3 にそくして  4 をおいて

(7)山田さんの話し方は発音がきれいで聞きやすく、さすがに元アナウンサーだった   
1 うえのことである                      2 ばかりのことはある
3 だけのことはある                     4 はずのことである

(8)実験に1回失敗したからといって、あきらめてしまう    
1 ことだ     2 ことはない  3 かぎりだ   4 かぎりではない

(9)事故の被害者の見舞いに行ったが、相手はほとんど口もきかず、まるで早く帰れと  
1 言いかねた                       2 言わんばかりだった
3 言いそうもなかった             4 言わなかったそうだ

(10)相手の話も聞かずに自分の主張だけ通そうとするなんて、それはわがまま    
1 ということではない              2 というからだ
3 というわけではない             4 というものだ

間題Ⅵ 次の文の    にはとんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1)新しいダムの建設には住民の反対も大きい。国は計画を中止するとは    、もう一度見直さざるを得ないだろう。
   1 言わないまでも                  2 言うまでもなく
   3 言うに及ばず                     4 言わないことではなく

(2)彼の給料は1か月40万円だ。それ    私の給料はなんと安いことか。
1 について    2 にそく して  3 にしたがい  4 にひきかえ

(3)末っ子の弟は甘やかされて育ったから、兄弟の中で一番わがままだ。気に入らないことをちょっとでもされよう    すぐに大声で泣き叫ぶ。
     1 ものを     2 ものなら    3 もので     4 ものだから

(4)両親は、息子に病院の跡を継いで医者になってほしいと思っているようだ。だが、親の希望も    、やはり本人の気持ちが第一だろう。
     1 さることながら          2 あるまじく
     3 いれざるをえず                  4 わからんがため

(5)当時は会社の経営が困難を極めた時代だった。そのため、父は責任者という立場    寝る時間も惜しんで働かなければならなかった。
     1 だけしか   2 にとって    3 にあって     4 ばかりか

(6)山田さんはもともと世請好きで、だれに対しても親切だ。そんな彼女の    、困っている友達をほうっておけなかったのだろう。
     1 わけだから  2 ものだから  3 ことだから    4 ところだから

SEO [PR] 敋懍!柍椏僽儘僌 柍椏儂乕儉儁乕僕奐愝 柍椏儔僀僽曻憲