文字・語彙

問題Ⅰ 次の文の下線をつけた言葉は、どのように読みますか。その読み方をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

問1 この箱の中のお菓子を一人に十個ずつ渡してください。そして、余った

    (1)                          (2)

戻してください。 

(3)

  (1)お菓子  1 おかき      2 おもち

3 おやつ      4 おかし

(2)余ったら 1 のこったら    2 しまったら

3 あまったら    4 くばったら

  (3)戻して  1 さがして     2 はなして

3 かえして     4 もどして

問2市議会では、身近なリサイクル運動を推進しようという提案採択した。

(1)            (2)        (3) (4)

そして、ごみの減量化を市民に訴えるとともに、駅やスーパーなどに空き瓶の

                   (5)     

回収箱を設置することにした。

(6)   (7)

    (1)身近な    1 しんきんな    2 しんこんな

3 みぢかな     4 みちかな

  (2)推進     1 しんしん     2 せんしん

3 しょうしん    4 すいしん

  (3)提案     1 たいあん     2 ていあん

3 だいあん     4 でいあん

(4)採択     1 せんたく     2 さいたく

3 さいけつ     4 せんけつ

  (5)訴える    1 うったえる    2 うなえる

3 たたえる     4 ととのえる

(6)回収     1 かいしょう    2 かいじょう

3 かいしゅう    4 かいじゅう

  (7)設置     1 せつび      2 せっち

3 せつりつ     4 せってい

 

問3 車を運転する人の齢化が進み、視力反射神経衰えから事故を起

(1)       (2) (3) (4) (5)

こす件数が増えているという。          

  (1)高齢化  1 こうろうか    2 こうれいか

3 こうりんか    4 こうれきか

  (2)視力   1 しりょく     2 けんりょく

3 しりき      4 けんりき

  (3)反射   1 はんしゃ     2 はんたい

3 はんのう     4 はんこう

(4)神経   1 しんきょう    2 じんきょう

3 しんけい     4 じんけい

  (5)衰え   1 つかえ      2 うろたえ

3 おびえ      4 おとろえ

 

問題Ⅱ 次の文の下線をつけた言葉は、どのように読みますか。同じ読み方をする漢字(意味、アクセントは関係がありません)を1・2・3・4から一つ選びなさい。

() あの先生の講義はたいへんおもしろい。

  1 合議      2 後記

  3 抗議      4 公示

問題の文の下線の言葉は「こうぎ」と読みます。1~4の漢字はそれぞれ、1は「ごうぎ」、2は「こうき」、3は「こうぎ」、4は「こうじ」と読みます。問題の文の「こうぎ(講義)」と、3の「こうぎ(抗議)」は同じ読み方ですから、正解は3です。

  

(解答用紙)  (例) ① ② ● ④

() 貿易の自由化は時代の要請であろう。

1 養成        2 幼少

3 洋上        4 余生

() この作業方法はあまり効率がよくない。

1 高卒        2 公立

3 交流        4 功利

() 彼の返事は否定でも肯定でもなかった。

1 好転        2 豪邸

3 鋼鉄        4 校庭

()     今度の計画の趣旨を説明しなさい。

1 種子        2 数字

3 収支        4 図示

() 朝夕の通勤時間には、主要な幹線道路が混雑する。

1 混戦        2 乾燥

3 感染        4 換算

 

問題Ⅲ 次の文の下線をつけたことばは、どのような漢字を書きますか。その漢字をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

問1 雑誌をはっかんするにあたって、名前をいっぱんからぼしゅうするこ

        (1)                 (2)     (3)     

とにした。

(1)はっかん 1 初券       2 初刊

3 発券       4 発刊

  (2)いっぱん 1 一販       2 一帆

3 一般       4 一版

(3)ぼしゅう 1 募収       2 募集

3 慕収       4 慕集

問2 ふりな情況になってきたが、何とかたいせいたてなおして、今後の相

(1)                  (2)     (3)

手とのこうしょうのぞみたいと思う 

(4)     (5)

  (1)ふりな   1 無理な      2 不理な

3 無利な      4 不利な

(2)たいせい  1 態勢       2 耐性

3 態性       4 耐勢

(3)たてなおして1 企て直して    2 建て治して

3 立て直して    4 築て治して

(4)こうしょう 1 考証       3 交渉

2 抗争       4 構想

(5)のぞみたい 1 望みたい     2 頼みたい

         3 臨みたい     4 拝みたい

 

問3 何度も実験をくりかえし、ついにかせつしょうめいすることにせいこ

(1)       (2)    (3)         (4)

した。

(1)くりかえし 1 振り返し      2 繰り返し 

3 継り返し      4 操り返し

(2)かせつ   1 仮説        2 加説

3 可設        4 架設

(3)しょうめい 1 証明        2 詳明

3 詔明        4 照明 

(4)せいこう  1 精巧        2 成効

3 精攻        4 成功 

問4 その会社は、製造技術を磨き、自社のとくちょうを打ち出すことによっ

(1)

て、ぎょうせきのばしてきた。

)     (

(1)とくちょう 1 特微        2 特徴 

3 特張        4 特懲

(2)ぎょうせき 1 業績        2 業積

3 行績        4 行積

(3)のばして  1 延ばして      2 拡ばして

3 展ばして      4 伸ばして 

 

問題Ⅳ 次の文の下線をつけたことばの二重線をつけた部分は、どのような漢字を書きますか。同じ漢字を使うものを1・234から一つ選びなさい。

() 薬を飲んだのに、そのこうかがなかなか現れない。

  1 山田さんは東京のこうがいから通勤している。

  2 時間をゆうこうに使いましょう。

  3 この道路はこうつう量が多く、うるさい。

  4 来年こそ海外りょこうをするつもりです。

 問題の文の下線の言葉は「効果」と書きます。1~4の言葉はそれぞれ、1は「郊外」、2は「有効」、3は「交通」、4は「旅行」と書きます。問題の文の「効果」のp「こう」と、2の「有効」の「こう」は同じ漢字ですから、正解は2です。

  

(解答用紙)  (例) ① ● ③ ④

(1)     南極かんそく船の乗組員は、家族と一年間も離れて暮らす。

1 建物のそくめんを赤い色で塗った。

2 海底トンネルを作るために海の深さをそくていする。

3 飲酒運動はきそくにより禁じられている。

4 この手紙をそくたつで送ってください。

(2)     その音楽家はしょうがい独身でした。

1 しょうらい家を建てるために貯金します。

2 一か月のせいかつひはどのくらいですか。

3 あのせいねんが老婦人を助けました。

4 山田さんはとてもしょうじきな人です。

(3)     彼女はいつもはでなふくそうをしている。

1 二人はみんなにしゅくふくされて結婚した。

2 習ったことはその日のうちによくふくしゅうしておきなさい。

3 上司の命令には、たとえふふくでも従わなければならない。

4 この事件にはふくすうの人間がかかわっていると思う。

(4)     彼がやったというしょうこはない。

1 その説には、何のこんきょもない。

2 この車は安かったが、こしょうが多い。

3 最近の若者のファッションはだれでも同じで、こせいがない。

4 大学生のときに、運転めんきょをとった。

(5)     人手不足をだんかいてきに解消する

1 先生とそうだんして、進路を決める。

2 大きい通りを渡るときは、必ずおうだん歩道を渡ってください。

3 この商品は、ねだんも安いし、品質もいい。

4 公害の問題で海外からちょうさだんが来日した。

 

問題Ⅴ 次の文の______の部分に入れるのに最も適当なものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。  

() 心を____作った料理はおいしい。

1 いれて       2 こめて

3 つめて       4 つけて

() この薬は痛みを____効能がある。

1 なだめる      2 とどめる

3 せばめる      4 やわらげる

() これから、この経験を仕事に____いきたいと思う。

1 生かして      2 慣れて

3 使って       4 努力

()     もし、____なければ、この本を来週まで貸していただけないでしょうか。

1 さしかえ      2 さしひかえ

3 さしおさえ     4 さしつかえ

() この機械を____にはかなりの技術が必要だ。

1 使いこなす     2 使いおわる

3 使いはなす     4 使いすてる

() サッカーの試合に優勝しにとき、胸に熱いものが____きた。

1 こぼれて      2 こみあげて

3 そそいで      4 ながれて

() 入会をご希望の方は____配布した用紙にご記入の上、お申し込みください。

1 あしからず     2 あいかわらず

3 あいにく      4 あらかじめ

() 自分の意見をはっきり____し、相手の意見を聞くことも大切だ。

1 調和        2 主張

3 同調        4 説得

() 真の国際交流とは何かを考えなければならない____にきている。

1 期間        2 期限

3 時間        4 時期

(10) 疲れているようですから、自宅で十分に____を取ってください。

1 休日        2 休業

3 休養        4 休憩

(11) 自然保護を____に入れた開発計画が大事だ。

1 思考        2 想像

3 促進        4 考慮

(12) 彼は仕事に対する____があまい。

1 常識        2 知識

3 認識        4 見識

(13) 彼は朗らかな人で、____のある話し方で、職場の雰囲気を明るくしてくれる。

1 ユーモア     2 ニュアンス

3 チャンス     4 タイミング

(14)     投票日は明日だが、彼が当選するのはほぼ____だろう。

1 確実       2 的確

3 確保       4 正確

(15) 森林の木を____切ると、災害が起きやすくなる。

1 非公開      2 無計画

3 不平等      4 未開発

問題Ⅵ 次に(1)から(10)は、あることばの意味を説明したものです。それぞれの説明にあう用例を1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)       はかる……あることが実際に行われるようにする

1 この問題は会議にはかる必要がある。

2 両国の交流をはかるために文化使節をおくった。

3 学力をはかるために試験を行う。

4 人の本当の気持ちをはかることはできない。

(2)       はば……二つの間のひらき。

1 はばの狭いネクタイがはやっている。

2 彼女は苦労したらしく、人間にはばがでてきた。

3 今年の公共料金の値上げのはばは大きい。

4 彼はこの業界でははばがきく人物だ。

(3)       あと……何かをしたことがわかるしるし。

1 警官は不審な男のあとをつけた。

2 この仕事はあとにまわそう。

3 交通事故があとをたたない。

4 努力のあとがうかがえる作品だ。

(4)       すじ……一貫した論理、道理

1 首のすじをちがえたため、けさは首が回らない。

2 この子はすじがいいから、きっとうまくなりますよ。

3 確かなすじから得た情報だから、まちがいないだろう。

4 彼の言うことはすじが通っている。

 () ふれる……あることについて取り上げる。

1 折にふれてあの旅行を思い出す。

2 人々の暖かい心にふれた旅だった。

3 この本は、この事件の歴史的背景にふれていない。

4 息子の言動が父親の怒りにふれた

 () 通る……認められる。

1 彼女はよく通る声でスピーチをした。

2 この問題はさけて通ることができない。

3 この道路の下を地下鉄が通っている。

4 住民の要求が通って、工場の建設が中止された。

 () 調子……やり方、方法

1 今日はとうも本来の調子が出ない。

2 その調子でいいから、続けて練習しなさい。

3 この文章は声を出して読むと調子がいい。

4 野菜や果物は体の調子を整える働きがある。

 () よせる……おくりとどける。

1 花によせて、詩を作る。

2 当時、私はおばのところに身をよせていた。

3 新聞に投書をよせる

4 教育問題にみんなが関心をよせている。

(9)       やぶる……今までのものをこえる。

1 彼はこの大会で世界記録をやぶった

2 私たちのチームは4対5で相手のチームをやぶった

3 彼は私との約束をやぶった

4 どろぼうが金庫をやぶってお金を盗んだ。

10) はる……何かの表面につける

1 プールに水がはってある。

2 掲示板に選挙のポスターがはってある。

3 網がはってあるので、中にいれない。

4 この木は地中深く根がはっている。

 

 

 

読解・文法

問題Ⅰ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

死体ははたしてだれのものか。

自分のものだとしても、死んだあとでは、所有権を実際に自分で主張するこ

とはできない。法的には、そこはどうなっているのか。それを私は、実はしらないのである。

職業柄、年中扱っている「もの」の、所有権が不明である。そんなことで、

よく仕事が勤まる。そう怒られそうだが、むろん常識的には、死体は遺族のも

  ③

のである。

しかし、ちょっとご想像いただくとわかるはずだが、遺族というのは、しばしば単数ではない。遺産相続の場合なら、子供にはすべて、平等の権利があるはずである。「ウェニスの商人」ではないが、それなら肉何ポンド分の権利が、それぞれの子供にあるか。そんな議論は、聞いたこともない。

こういう議論自体が不謹慎だ。ひょっとすると、そうお考えになる方があるのではないか。もしそうなら、私としては、たいへん我が意を得たことになる。不謹慎であるとか、世の中乱れるとか、人心に与える影響を恐れる。こういった、必ずしも明確に定義できない常識が、死体に関わる多くの問題の背景となっているからである。

こうした常識を考え、それと戦うことは、けっして容易ではない。私は死体を扱うのが仕事だから、そうは言っても、それを考えざるをえない。死体をめ

    

ぐって、しばしばトラブルが生じるからである。

こうした漠然とした常識。それの背景を知るためには、じつは日本の文化のものを追究せざるをえない。私の仕事は、いつの間にか、そういう方向を向いてしまった。

遺族だって、けっして明瞭ではない。しばしば複数の遺族が出現することがあるからである。東京に住んでいる遺族が親の解剖を承諾したが、田舎から出てきた遺族がそれに反対する。こういう例も多い。すでに解剖が始まっているとき、「私は解剖するとは聞いていなかった、じつは反対だ」という親族が現れる。これは、われわれが一番困惑するケースである。

事前に十分に調べろうと言ったって、よその家族の事情だから、それは困難である。解剖を承諾しますと言っていただくだけで、当方としてたいへん感謝している。そこを押して、「お疑いするようでもうしわれないが、もしかしたら、田舎のご親族で、解剖に反対の方がおられませんか」そんなことを、きけるはずがないではないか。

遺族に私が殴られたりするのは、こうしらケースである。仕事の上だから、

別にどうということはないが、250年の歴史を持つ解剖ですら、この国では、かならずしもきちんとした市民権を得ていないことが、よくおかる。

問1 文中の①~⑦の問いに対する最も適当な答えはどれか。1・2・3・4から一つ選びなさい。

①「自分」とはだれか。

  1 死んだ人

  2 死んだ人の親

  3 死んだ人の子供

  4 解剖する医者

②「もの」とはなにか。」

  1 法律

  2 権利

  3 死体

  4 職業

③「怒られそうだが」とあるが、だれが怒られるのか。

  1 死体          2 筆者

  3 遺族          4 子供

④「そんな議論」とは、何についての議論か。

  1 死体を分けること

  2 子供を分けること

  3 遺族を分けること

  4 家族を分けること

⑤「それ」に含まれる内容として適当なものは、次のどれか。

  1 明確に定義できない常識

  2 自分の仕事のやり方

  3 死体をめぐるトラブル

  4 死ぬことの意味

⑥「こうしたケース」とは、どんな場合。

  1 解剖を承諾した遺族に、感謝のことばを言わなかったような場合。

  2 解剖が始まってから、解剖に反対の遺族が現れるような場合。

  3 「田舎のご親族で、解剖に反対の方がおられませんか」と聞いた場合。

  4 遺族全員が解剖に反対している場合。

⑦ 「かならずしもきちんとした市民権を得ていないことが、よくわかる」とあるが、文章中の何によって、それが「よくわかる」のか。

  1 遺族がしばしば単数でないこと

2 常識と日本文化には関係があること

  3 遺族の意見を十分に調べるのがむりなこと

4 遺族に筆者が殴られたりすること

問2 この筆者の職業として、最も可能性の高いものは何か。

  1 作家

  2 弁護士。

  3 日本文化研究者。 

  4 医者。

問3 最近筆者はおもにどんなことに関心を持っていると考えられるか。

  1 死ぬ権利をめぐるさまざまな議論

  2 遺産相続に関する常識。

  3 死体に関わる常識の文化の背景。

  4 解剖技術の発展の歴史。

 

問題Ⅱ 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

私の知っている寿司屋の若い主人は、亡くなった彼の父親を、いまだに尊敬している。死んだ肉親のことは多くの場合、美化されるのが普通だから、彼の父親追憶もそれではないかと聞いていたが、そのうち考えが変わってきた

①                   ②

高校を出たときから彼は父親に寿司の握りかた、飯のたきかた————寿司屋になるすべてを習った。父親は彼の飯のたきかたが下手だとそれをひっくりかえすぐらい厳しかったが、何と言っても腕に差があるから文句はいえない。だからある日、たまりかねて、「なぜぼくだきに辛く当たるんだ」と聞くと、「俺の

子だから辛く当たるんだ」と言い返されたという。

父親が死に、一人前のなって店をついでみると、その辛く当たられた技術が役にたち、なるほど、なるほとと彼はわかったそうである。

 ④

私はこの若主人の話を聞く度に羨ましいと心の底から思う。そこには我々がある意味で理想とする父親と子供の関係があるからである。

子供はその時、技術だけではなく父親の生き方も学んでいく。自分のつくる寿司に妥協しない父親、飯のたきかた一つにも誠意をもってやる父親の生き方を技術と同時に習ったいく。それが本来、父親というものだ。

私がこの若主人を羨ましいと思ったのは、私には、自分の息子にそのような技術が教えられぬからだ。私は小説家だが、息子は別の道に進むに違いない。私が今日まで習得した小説を書く技術を彼に教えることはできない。今の多くの父親も私と同じような哀しみを子供に持っているに違いない。自分が習得した技術を子供に教えられぬ哀しみ、あるいは教えるべき技術を持たない哀しみが心のどこかにあるに違いない。そして、子供にとっても父親はそれによって、自分が将来を生きる知恵を伝えてくれる師ではなく、ただ煙ったい存在が、友人のようなパパにすぎないのであろう。

せめてそれなら子供に自分の趣味を吹き込もう。ツリの好きな父親は子供に

ツリを、レコードの好きな父親は子供にクラシックを、薔薇づくりの好きな父親は花の作り方を子供に教えようと私は思うことがあるか……

問1 ①「それ」が指す内容として最も適当なものはどれか。

  1 死んだ肉親の追憶

  2 死んだ肉親の美化

  3 死んだ肉親への尊敬

  4 死んだ肉親の厳しさ

問2 ②「そのうち考えが変わってきた」のは、だれの考えか。

  1 筆者

  2 寿司屋の若主人

  3 亡くなった父親

  4 筆者の息子

問3 ③「なぜぼくだきに辛く当たるんだ」とあるが、「辛く当たる」とはこの場合どういう意味か。

  1 はげしくぶつかる。

  2 必要以上に厳しくする。

  3 理由を言わずに殴る。

  4 何も教えてくれない。

問4 ④「なるほど、なるほどと彼はわかった」とあるが、彼がわかったことは何か。

  1 父親が死んだ理由。

  2 店をついだ理由。

  3 父親が辛く当たった理由。

  4 筆者が彼を羨ましいと思っている理由。

問5 筆者が考える⑤「理想とする父親と子供の関係」とは、どんな関係か。

  1 違う仕事をする関係

  2 趣味を教える関係

  3 お互いに文句を言わない関係 

 4 技術とともに生き方を伝えられる関係

問6 ⑥「それなら」が指している内容として最も適当なものはどれか。

  1 教えられる技術がないなら。

  2 伝えるべき理想がないなら

  3 子供に知恵がないなら

  4 子供に趣味がないなら

問7 この文章に表れている筆者の気持ちはどれか。

  1 死んでから尊敬される父親になるために、趣味を教えよう。

  2 父親というのは、死んでから子供に尊敬されたいものである。

  3 子供には暴力を使ってもいいから、技術を教えるべきだと思うのだが。

  4 技術を通して子供に生き方を教えたれればよいのだが。

 

問題Ⅲ 次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1)私は自分の行動について、いかなる批評もしなかった。人の眼には、或いは、そうすることが行動を規則する。ただ一つの方法であるように見えたかも知れないのに、私にとっては、それも不要であった。いや、不要ではない。その暇もないほど、それは素早かった。気が付いた時には、もう行動していた。

問い 「それ」とは、何のことか。

  1 批評

  2 人の眼

  3 規則

  4 行動

 

(2)今、人園の池にかかっている橋のあたりに目を向けているとしよう。すると、橋の向こうから一人の少女がやって来る。目はその少女に引きつけられる。このとき、橋や池などの周辺のものはすべて、単なる背景になってしまう。カメラで言えば、あっという間に、ピントが少女に合わせられてしまうんおである。ところが逆に、その橋の形が珍しく、それに注目しているときは、その上を通る人などを背景になってしまう。

問い この文で言いたいことは何か。

  1 人はどのようなものでも同じような見方をしている。

  2 何に注目するかによって見えるのもが違ってくる。

  3 人はどのような時でも人間を中心に見る。

  4 カメラを通して見ると、ものが違って見える。

 

(3)もし、宇宙人が私たちの住む太陽系の探検のやってきて、地球を見つけたらなんと言うでしょうか?おそらくこの地球を「青く光る美しい水球」と名づけることでしょう。海は地球の表面の70.8%を覆っています。また、陸地にもたくさんの川が流れていますし,大きな湖もあります。宇宙人はまた、地球のところどころが、いつも雲におおわれているのにおとろくことでしょう。雲のかかっている空からは、水が雨となってふり、陸地もつねは、水であらわれています。こうしてみると、私たちは水の世界で暮らしているとさえいえます。

問い この文で言いたいことは何か。

  1 宇宙人が地球を「青く光る美しい水球」と名づけたこと。

  2 宇宙の中で地球は水の豊富な星であること。 

  3 宇宙人が始めて私たちの住む地球にやってくること。

  4 宇宙の中では地球がどの星よりも美しいこと。

 

 (4)日本は、その初期と近代にふたつの計画都市をつくった。京都と札幌である。ふるい都市の代表である京都も、新しい都市の代表選手である札幌も、ともに自然発生的な都市ではなく、日本では非常にまれな人工の都市である。京都は中国を、札幌はアメリカをモデルにした都市であり、東洋文明の原点と、西洋文明の到達点をともに共存させているところに、日本文明の特徴があらわれているといえないだろうか。文化とは自己のもつ原理原則の不変性を根本とする。日本の文化は、可変性という原則を不変的にもちつづけた文明であり、札幌の発展は、古代以来の日本文明が、いまだに健在であることのよき例証であろう。

問1 札幌と京都の共通点は何か

  1 同じ都市をモデルにして作られたこと

  2 自然にできた都市であること

  3 人工的に作られた都市であること

  4 東洋の都市をモデルにしていること

問2 筆者によると日本文明が不変的に持ち続けている特徴は何か。

  1 計画性

  2 発展性

  3 可変性

  4 人工性

 

 (5)状況を認識し、判断し、予測して、目的にかなった作業をおこなう知的なロボットを、知能ロボットという。この知能ロボットは、あまり知的ではない産業用ロボットの進化したもので、経験によって知識を蓄積する学習機能や、作業の計画をたてる機能などももっている。たとえば、図のように赤、黄、緑の積木が積まれている時、黄色の積木を机の上におけと命令されれば、まずいちばん上の緑の積木を取り除いてから出ないと、黄色の積木をとれないわけで、どのようにすればよいかをいろいろ試行してみて、目的を達成する手順を見つける。このように知能ロボットは、物体を識別し、適切な作業計画をたてる機能を持っていなければならない。

問1 この説明によると、知能ロボットが産業用ロボットと違う点は何か。

  1 物をつかむことができる

  2 経験によって学習できる

  3 いろいろな方向に移動できる

  4 作業を正確に何回もできる

問2 図は知能ロボットのどんな性質を説明するためのものか。

  1 作業手順をきめることができるという性質

  2 手を自由に動かすことができるという性質

  3 他のロボットに命令できるという性質

  4 積木を積むことができるという性質

 

問題Ⅳ 次の文の____にはどんな言葉を入れたりよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

() 子供___知っているようなことを大人の私が知らなかったのは、恥ずかしい。

1 なら        2 だから

3 だけが       4 でさえ

() 弟は、酒が飲めない___、ぜんぜん飲めないわけではない。

1 といっても     2 としたら

3 どころか      4 というより

() もし、私の言ったことに何か失礼があった___、深くお詫びします。

1 につけ       2 としたら

3 にせよ       4 としても

()     この国の経済___、今後も注目していく必要がある。

1 にあったては    2 にかけては

3 に関しては     4 に際しては

() 女性の管理職が増えたといわれているが、まだほんの1割程度___。

1 に限らない     2 に達している

3 にすぎない     4 に及んでいる

(6)       待ちに待った夏休みがやっと始まった___、子供たちはみんな嬉しそうだ。

1 として       2 にあたって

3 とあって      4 にして

() 子供たちは、机は___、ビアノにまで上がって遊んでいた。

1 あげく       2 きわみ

3 かぎり       4 おろか

() 早く大きくなって両親の手助けがしたい。幼い___少年はそう思った。

1 ものを       2 わけで

3 ながらも      4 ことに

() その話は他の人にはおもしろくても、私には退屈___ものだった。

1 極まって      2 極めて

3 極める       4 極まる

(10) 試験開始のベルが鳴る___、学生たちはいっせいに書き始めた。。

1 やいなや      2 とたんに

3 ばかりに      4 が最後

(11) 君がどうしても行ってくれと言うなら___が、行ってもいい結果は出ないと思う。

1 行くものではない  2 行くことではない

3 行かないものでもない4 行きはしない

(12) 昔ほどではない___、今でも長男がいえを継ぐという傾向は残っている。

1 とすると      2 にしても

3 うえに       4 かわりに

(13) 多くの人々から、家庭教育___貴重な意見が出された。。

1 をめぐって     2 とともに

3 でもって      4 にかけて

(14)     実際に事故がおこる___、ようやく自動車会社は事故原因の調査をは始めた。

1 にひきかえ     2 について

3 にいたって     4 に際して

(15) いくら後悔したところで、事故を起こしてからでは___。

1 どうにもならない  2 どうにかなるだろう

3 どうにかならない  4 どうにもなるだろう

(16) こんなつらい仕事は、何度やめようと思った___……

1 ほどか       2 ものか

3 せいか       4 ことか

(17) 健康を無視して働き続けるなんて、むちょとしか___。

1 言いようがない   2 言うはずはない

3 言うまでもない   4 言うにほかならない

(18) 店の装飾やサービスに一流の店___の品が感じられる。

1 であれ       2 ならでは

3 らしき       4 ごとき

(19) 新しい日本の文化が現在作られつつ___し、これからも作られていくだろう。

1 みる        2 いる

3 する        4 ある

(20) 人にはそれぞれ、その人___の生き方や生きがいがあっていいと思う。

1 なりの       2 ための

3 からの       4 ところの

(21) 最近の日本をとりまく環境には、経済摩擦や輸出入の問題まど、きびしい___。

1 ほかはない     2 ことである

3 ものがある     4 わけではない

(22) 本人に確かめた___、彼はそんな場所へは行ったことがないという。

1 もので       2 からには

3 ことで       4 ところ

(23) 世界的な俳優___、さすがに演技力が違うようだ。

1 ともなると     2 ともあれ

3 ともすると     4 ともなれ

(24) うちの会社の部長___、口で言うばかりで全然実行しようとしない。

1 としたら      2 ときたら

3 ときて       4 として

(25) あれだけ非難だれれば、だれだって一言ぐらいは反論___。

1 するのではない   2 しないではいられない

3 してはいられない  4 しないのではない

(26) 昼間はにぎやかなこの道も、早朝の___あたりに人影はなかった。

1 ことに       2 ことさえ

3 ことでは      4 こととて

(27) 人間は___、心ならずも悪事を行ってしまう場合がある。

1 生きぬがために   2 生きんがために

3 生きまいがために  4 生きないがために

 

 

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